2022年4月8日(金)~6月26日(日)
熊本県/熊本市(中央区)/熊本県立美術館 別棟展示室
日本の美術には伝統的に様々な色が使われてきました。本展では特に「黒」色に注目し、細川コレクションを中心として、特に「黒」を基調とした美術品を展示します。
細川コレクションで「黒」の作品といえば、まず菱田春草《黒き猫》があげられるでしょう。明治44年(1911)に若くして亡くなった春草が前年に描いた作品で、黒を効果的に用いて猫のふわふわとした毛並みや、見る者を警戒する一瞬の表情が表現されています。
制作から100年以上が経過していることから修復作業が実施されるため、本展は修復前の最後の展示となります。
このほか、筆文字ならではの書の魅力や、「黒」色で描かれた絵画の代表“水墨画”、そして、蒔絵や螺鈿をはじめ、技術の粋をあつめて制作された工芸品を展示します。
工夫がこらされた「黒の魅力」を感じていただければ幸いです。

菱田春草《黒き猫》明治43年(1910) 永青文庫所蔵 熊本県立美術館寄託
【開館時間】 | 9:30~17:15(入館は16:45まで) |
【休館日】 | 月曜日 *4月26日(火)~5月8日(日)は連続開館 *5月30日(月)は「障がいのある方々のための鑑賞デー」として開館 |
【観覧料】 | 一般210(160)円、大学生130(100)円 第1展示室との共通券/一般1,600円、学生1,100円 第2展示室のみとの共通券/一般430(310)円、大学生260(200)円 (第1展示室/熊本日日新聞社創立80周年記念 印象派との出会い―ひろしま美術館コレクション- 4/15~6/5 第2展示室/美術館コレクション「水・緑・花 ―くまもとの風景と自然の恵み」 3/19~6/12) *高校生以下無料、障がい者手帳をお持ちの方無料 *( )内は20名以上の団体料金 |
*新型コロナウイルスの影響により展覧会・イベント情報が変更または中止になる場合があります。ご来館の際は、事前にWebサイトでご確認ください。
問合せ先:熊本県立美術館 TEL 096-352-2111
詳細は・・熊本県立美術館Webサイトへ