熊本市現代美術館 G3-Vol.151 武内明子展 空っぽと詩(うた)

熊本県のイベント

2023年8月3日(木)~10月9日(月・祝) 
熊本県/熊本市(中央区)/熊本市現代美術館 ギャラリーIII・井手宣通記念ギャラリー
 

熊本市出身で、東京や各地での活動を経て、2020年に熊本県上天草市に居を定めた画家・武内明子。

不知火海を望むのどかなまちで、豊かな自然に包まれながら、日常をみずみずしい色と形で描き出しています。

本展は、天草で暮らし始めた武内の新作・近作を発表します。

武内が作品を生み出すときに大切なふたつのこと、それがタイトルにある「空っぽ」と「詩」です。

「空(から/くう)」であることは、さまざまな可能性を呼び込むこと。

自らを空っぽの器にして、とりまく風景や支持体に身をゆだねながら、対話するように絵筆を動かしていると、空から鳥が舞い降りてそっと枝にとまるように言葉がやってくる。

すると、絵と言葉は手を取り合って完成に向かっていくのです。

武内の「空」と「詩」の伸びやかな出会いが、作品と出会った人に柔らかな連鎖をもたらすことを願っています。

武内明子《ちいさな睦へ》2023年

=武内明子プロフィール=
(たけうち・あきこ)画家
1983年熊本市生まれ。日々の風景をみずみずしい色や形に描き出す絵画作品を国内外で発表。
主な展覧会に、「文無日記/風にねんかかる」(2015、つなぎ美術館)、「しらないをあさくって」(2010、不知火美術館)、野見山暁治との二人展「遠くつながる この空と」(2021、さんかく舎)。
画家・麻生知子と日本全国を旅して、作品を制作し発表する《ワタリドリ計画》の活動に、「奈義の旅」(2022、奈義町現代美術館)、「MOTサテライト2020」(2021、東京都現代美術館)、「絵から旅する大原⇔岡山」(2020、大原美術館)など。その他、不知火美術館・図書館「こども絵本のいえ」壁画、つなぎ温泉四季彩のモノレールラッピングデザイン等、空間や風景の中に描く多様な表現に取り組んでいる。

=関連イベント=

武内明子アーティストトーク
空っぽになって絵を描くこととは? 武内の創作にそっと触れるトーク。
【日時】 8月13日(日)14:00~15:00
【会場】 アートラボマーケット
【定員】 25名 *事前申込不要
【料金】 無料

ワークショップ「空の詩ーわたしとあなたとまんなかの色ー」
絵の具の箱には入っていない色を作りながら、色のことをじっくり考えます。
【日時】 9月17日(日)13:30~15:30
【会場】 アートラボマーケット
【定員】 10名(中学生以上) *要事前申込
【料金】 無料

【開館時間】10:00~20:00
【休館日】火曜日
【観覧料】無料

問合せ先:熊本市現代美術館 TEL 096-278-7500

詳細は・・熊本市現代美術館Webサイト

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