2024年7月3日(水)~8月25日(日)
福岡県/福岡市(早良区)/福岡市博物館 特別展示室
国立科学博物館で2010年から続く人気シリーズが九州初上陸!
約500点の貴重な標本で哺乳類の進化の不思議に迫ります!
3月~6月に東京・国立科学博物館で開催される「大哺乳類展3―わけてつなげて大行進」の巡回展が 福岡市博物館にやってきます。
国立科学博物館では2010年から続く人気シリーズが 福岡に初上陸。東京展をベースに、大哺乳類展に初めてふれる皆様にもわかりやすく一部再構成してお届けします。
本展は生物多様性研究の礎となる「分類」と「系統」がテーマ。
現在6,500種以上存在するとされ、世界中の陸上、水中、地中、さらに空とさまざまな環境で生きる哺乳類を、見た目や内部の特徴、DNAなどをもとに分類し関係性をつなぎあわせることで浮かび上がってくる哺乳類の不思議に迫ります。
国立科学博物館が誇る剝製標本が約200点「大行進」するエリアが最大のみどころ。
トラ、パンダ、オカピやアザラシに、小さなモモンガやモグラまで、自然界でも動物園でも見られない賑やかな「共演空間」をお楽しみください。
アジアゾウの全身骨格や、シロナガスクジラの心臓の実物大レプリカなどにも注目です。
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東京会場での「アジアゾウの全身交連骨格」の展示の様子(撮影:山本倫子)
見どころ1)似ているけれど違う、似ていないけれど同じ!?
フクロモモンガは、一見似ているニホンモモンガやムササビとは全く別のグループに分けられます。
一方、見た目も生態も全く異なるカバとイルカは実は同じグループ…。
こうした「見た目は似ているけれど本質は違う」や「見た目は似ていないけれど本質は同じ」の例を見ることは、哺乳類研究の魅力のひとつ。
会場では、分類の手がかりとなる骨格や内臓などの貴重な標本も見比べながら、哺乳類の進化・多様化の不思議 や適応の素晴らしさを楽しく学ぶことができます。
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皮膜を持つ哺乳類(左からニホンモモンガ、フクロモモンガ、ムササビの剥製標本/国立科学博物館所蔵)
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鯨偶蹄目に分類される哺乳類(左からコビトカバの剥製標本、スジイルカのFRP標本/国立科学博物館所蔵)
見どころ2)大迫力の「哺乳類大行進」!
会場内の大ステージでは、国立科学博物館が誇る哺乳類の剝製標本が「大行進」!
陸と海の哺乳類あわせて約200点の標本が、本展のテーマに即して関係性の近いグループごとに行進する様子を楽しめます。
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東京会場での「哺乳類大行進」の様子(撮影:山本倫子)
見どころ3)クジラの心臓の大きさを体感!初公開の標本たちも登場!
国内では唯一となるキタゾウアザラシの剝製標本をはじめ、アジアゾウの全身交連骨格、赤ちゃんクロサイ、プーズー、キボシイワハイラックスの剝製標本などが初公開。
分類の手がかりになった頭骨や骨盤骨、内臓も含め約30点の標本がお披露目となります。
本展で初公開となるこれらの標本に加え、カモシカの剥製標本など 福岡会場で追加展示となる標本も登場します。
そして、カナダのロイヤルオンタリオ博物館が所蔵する、現在地球上で最大の動物であるシロナガスクジラの心臓が、実物大レプリカになって登場!
圧巻のスケールをご体感ください。
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クロサイの赤ちゃんの剥製標本(国立科学博物館所蔵)
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キボシイワハイラックスの剥製標本(国立科学博物館所蔵)
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シロナガスクジラの心臓の実物大レプリカ
Courtesy of ROM(Royal Ontario Museum),Toronto,Canada(撮影:山本倫子)
問合せ先:西日本新聞イベントサービス TEL 092-711-5491(平日9:30~17:30)
詳細は・・公式Webサイトへ
ご参考・・福岡市博物館Webサイトへ