2026年9月19日(土)~11月29日(日)
熊本県/熊本市(中央区)/熊本市現代美術館 ギャラリーⅠ・Ⅱ

2024年に死去した美術家・田部光子(1933〜2024)の言葉と作品を出発点に、個々の生活に根ざしながら、生きることや尊厳について考察してきた7名の作家の作品で構成される展覧会です。
参加作家は、田部に加え、牛島智子、志賀理江子、金川晋吾、谷澤紗和子、飯山由貴、笹岡由梨子。
映像、インスタレーション、写真、絵画、立体など多様な表現で、既存の制度や構造に問いを投げかけます。
国立国際美術館展(2025年11月1日―2026年2月15日)より巡回の開催です(会場の特性にあわせ、出品点数および一部出品作品を変更し、展示を構成します)。

田部光子《プラカード》1961年、東京都現代美術館蔵
美術家・田部光子(1933-2024)は 1961年に記した「プラカードの為に」と題した文章において、「大衆のエネルギーを受け止められるだけのプラカードを作」り、その「たった一枚のプラカードの誕生によって」社会を変える可能性を語りました。過酷な現実や社会に対する抵抗の意思や行為、そしてそのなかに田部が見出した希望は、同年発表された作品《プラカード》に結実します。
この文章は、作品が生まれるまでの思考の過程を語ったものであると同時に、社会の動きを意識し活動するひとりの美術家の宣言としても読むことができます。「たった一枚のプラカード」とは、行き場のない声をすくいあげ、解放の出発点となるような、生きた表現の象徴でもあるのです。
田部の言葉と作品を出発点とする本展覧会は、それぞれの生活に根ざしながら、生きることと尊厳について考察してきた、田部を含む 7 名の作家の作品で構成します。作家たちは、これまで社会の中で覆い隠されてきた経験や心情に目を凝らし、思考し、そして自ら実践することで、既存の制度や構造に問いを投げかけます。彼女・彼らの作品を通じて、私たちを取り巻く社会やその歴史を見つめ直し、抵抗の方法を探りながら、表現することの意味にも立ち返ります。

《プラカード》、《人工胎盤》前の田部光子、1961年、「九州派展」( 銀座画廊 / 東京都 )
| 【開館時間】 | 10:00~20:00(入場は19:30まで) |
| 【休館日】 | 火曜日 *ただし、9月22日(火・祝)、11月3日(火・祝)は開館し、9月24日(木)、11月4日(水)は休館 |
| 【観覧料】 | 一般1,300円(1,100円)、シニア [65歳以上] 1,000円(800円)、学生 [高校生以上] 800円(600円)、中学生以下無料 *( )内は前売/20名以上の団体料金 |
問合せ先:熊本市現代美術館 TEL 096-278-7500
詳細は・・熊本市現代美術館Webサイトへ


