2025年6月1日(日)~7月13日(日)
福岡県/福岡市(中央区)/福岡市科学館 3階企画展示室

© ジェイアイ/朝日新聞出版 ©伊藤潤二/小学館
精密に誘う 狂気と恐怖
「日本ホラー漫画の鬼才」として独創性溢れる作品で国内外の読者の心をゆさぶり、全世界を熱狂の渦に巻き込んでいる漫画家・伊藤潤二氏初の大規模展。
伊藤氏は、2019年度「マンガ界のアカデミー賞」と呼ばれる米国アイズナー賞を受賞。2021年度には日本人作家初2部門同時受賞。2022年度に通算4度目受賞の快挙を遂げています。
さらに「漫画界のカンヌ」と呼ばれるフランスのアングレーム国際漫画祭で特別名誉賞を受賞するなど、世界的に絶大な人気を誇っています。

≪伊藤潤二の猫日記 よん&むー≫2009年 ©伊藤潤二/講談社
今回の「伊藤潤二展 誘惑」では、デビュー作品『富江』をはじめ『うずまき』、『死びとの恋わずらい』、『双一』などのシリーズ漫画のほか、『首吊り気球』などの自筆原画に加え、本展描き下ろしの新作も公開。
また、フィギュア原型師・藤本圭紀氏による『富江』の新作フィギュアなど、600点以上を展示いたします。
人間の本能的な恐怖心や忌避感を巧みに作品に映し出しながらも、日常と非日常、ホラーとユーモアを自在に行き来する伊藤潤二の作品世界に、“震える”ひと時となることでしょう。

© 東川哲也/朝日新聞出版
<伊藤潤二(いとう じゅんじ)>
1963年7月31日、岐阜県中津川市で誕生。
高校卒業後、歯科技工士の学校へ入学し、職を得るも、「月刊ハロウィン」(朝日ソノラマ)新人漫画賞「楳図賞」の創設をきっかけに、楳図かずお氏に読んでもらいたい一念で投稿。
1986年、投稿作『富江』で佳作受賞。本作がデビュー作となり、代表作になる。
3年後、歯科技工士を辞め、漫画家業に専念。『道のない街』『首吊り気球』『双一』シリーズ、『死びとの恋わずらい』などの名作を生みだしていく。
1998年から「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で『うずまき』の連載を開始。その後も『ギョ』や『潰談』など唯一無二の作品を発表し続ける。
世界で最も権威のある漫画賞のひとつである米国アイズナー賞にて、2019年に『伊藤潤二傑作集10巻 フランケンシュタイン』(英語版)が「最優秀コミカライズ作品賞」を受賞したのを皮切りに、2021年に2部門、2022年と立て続けに同賞を受賞し、通算4度受賞の快挙を遂げる。
2023年、仏国アングレーム国際漫画祭にて「特別栄誉賞」、さらに米国サンディエゴ・コミコンでは「インクポット賞」を受賞するなど日本のみならず海外でも高い評価を得ている。
【開場時間】 | 9:30~18:00 (入場は17:30まで) |
【休館日】 | 火曜日 |
【観覧料】 | 一般1,800円(1,600円)、中高生1,400円(1,200円)、小学生1,200円(1,000円) *( )内は前売料金、未就学児は入場無料(ただし保護者同伴) |
問合せ先:「伊藤潤二展」福岡事務局(スリーオクロック内) TEL 092-732-1688(平日10:00~18:30)
詳細は・・展覧会公式サイトへ
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