2025年4月12日(土)~6月29日(日)
長崎県/長崎市/長崎県美術館 常設展示室 全室

フアン・カレーニョ・デ・ミランダ《聖アンナ、聖ヨアキム、洗礼者聖ヨハネのいる聖母子》1646-55年頃、油彩・カンヴァス、長崎県美術館蔵
長崎県美術館は2025年4月で開館20周年を迎えます。
長崎県美術館ではこれを記念し、コレクションから選りすぐりの作品を掲載した『長崎県美術館 コレクション選』を刊行します。
本展は、同書に掲載される155点の所蔵品からさらに厳選した作品約120点を常設展示室全室にわたって展示するものです。
長崎県美術館のコレクションは前身である長崎県立美術博物館の収蔵品の一部を引き継いだところから出発しています。
そして私たちは開館以来、「長崎ゆかりの美術」「須磨コレクションを起点とするスペイン美術」をふたつの柱とし、ときには足りないものを補うように、またときには新たな領野を拓くように、20年間をとおしてコレクションの拡充につとめてきました。
本展ではピカソ、ミロ、ダリなどコレクションを代表する著名な作家による作品はもちろん、長崎県立美術博物館の時代から愛されてきた名品から近年の新収蔵作品に至るまで、長崎県美術館コレクションのエッセンスを味わうことのできる作品の数々が並びます。
約8,900点(2024年3月末時点)に及ぶ長崎県美術館のコレクションの精華をぜひお楽しみください。

池野清《貧しい家》1957年頃、油彩・カンヴァス、長崎県美術館蔵
見どころ1.スペイン美術
「須磨コレクションを起点とするスペイン美術」は、全国各地に数多くある美術館のなかで長崎県美術館を大きく特徴づけている最大の要素です。
須磨コレクションとは、第二次世界大戦時に特命全権公使としてスペインに派遣された須磨彌吉郎(1892-1970)が現地で収集した作品群のこと。
1970年にこれらのうち一部が長崎県に寄贈されたことを端緒とし、長崎県では1980年以降、須磨コレクションを核としてピカソ、ミロ、ダリといった20世紀美術の巨匠たちをはじめとするスペイン美術の収集をおこなってきました。
長崎県美術館でもこの方針を引き継いで収集を重ねており、東洋有数の規模を誇るスペイン美術コレクションが形成されています。
本展でも15世紀のスペインで制作された宗教絵画から今なお活躍を続ける現代作家に至るまで、幅広い時代にわたる作品をご覧いただけます。
見どころ2.長崎ゆかりの美術
長崎県美術館における「長崎ゆかりの美術」とは、主に明治時代以降における、長崎県出身者による作品、長崎で制作された作品、長崎を主題とする作品など、何らかのかたちで長崎とのかかわりを持つ作品のことを指します。
長崎県美術館では開館以来、「長崎の美術」シリーズをはじめ、長崎ゆかりの作家や美術動向の顕彰に取り組んできました。
現在のコレクションのなかには、展覧会活動を通して収蔵に至ったものも少なくありません。
コレクションは調査研究や展覧会も含む、美術館のあゆみを物語るものともいえるのです。
油彩画、日本画、工芸、彫刻、版画、写真など、多様なジャンルを横断する、バラエティに富んだ作品の数々をお楽しみください。
【開場時間】 | 10:00~20:00 *最終入場は18:30 |
【休館日】 | 4月14日(月)、5月12日(月)・26日(月)、6月9日(月)・23日(月) |
【観覧料】 | 一般420(340)円、大学生・70歳以上310(250)円、小中高校生210(170)円 *開館20周年記念として、4月12日(土)~23日(水)は入場無料にて観覧いただけます。 |
問合せ先:長崎県美術館 TEL 095-833-2110
ご参考・・長崎県美術館Webサイトへ